今日の川柳です。
【第304句:難工事 氷河崩れて 川怒る】
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さて、今日はどんな一句が生まれるでしょうか。
一緒に言葉の遊びを楽しんでいただけたら嬉しいです。
私の句に対して川柳小僧くんに批評と模範的な句を詠んで頂いております。
読んで下さった皆様も「私ならこう詠むな」という句がありましたら、ぜひコメント欄にお寄せください。参考にさせて頂きます。
今回は「ネパール、中国の土石流」について詠まさせて頂きます。
どのように感じていただけるか、楽しみにしています。
背景
まるで映画の特撮ですね。ベンハーの映画を思い出す人も多いでしょう。
建物の上にいる人諸共、濁った土色の濁流が破壊しながら押し寄せ、粉々に吹き飛ばす。
8月26日に中国とネパールの国境付近で起きた大惨事は凄いの一言ですね。被災された人々に心よりお見舞い申し上げます。
暖冬で氷河が解け始めていると、かなり前から方々で言われていますが、この地もそうだったのでしょうね。
あの辺は標高5000メートルのヒマラヤ山脈があります。溶けだした氷河とかで川の水量が多かったと思います。
そこに中国の大規模工事ですから、ダイナマイトとか重機でお振動が凄かったと思いますね。
氷河が無くても地盤は崩れるでしょうし、氷河もひびが入り雪崩をうって一気に崩れたのでしょうか。
パキスタンの深刻な水不足とインドへの牽制とか聞きますが、基本的には一対一路の構築の為なのでしょうね。
泥の海と化した被災地の映像を見る度に、これじゃあ助からないな。そんな思いを抱かせる現場です。
それにしても、地域の様子を見ると水力発電をするようなところではありませんね。
風力発電の方がよかったのでは。そんな思いを抱かせます。が、地盤の弱さは付きまといますね。
気になる噂
噂では、今回の甚大な災害の背景に、チベットなどの少数民族に対する過酷な労働環境があったのではないかとも言われています。
逃げ出す体力さえ残らないほどこき使われていたのではないか、という悲痛な声も聞かれます。
そもそも、ただでさえ崩れやすい険しい高山地帯であるにもかかわらず、一度に何カ所もの水力発電所を同時に建設するなんて、常識では考えられない異常な規模の開発です。
過度な工事の振動や地盤の切り崩しが、ただでさえ温暖化で脆くなっていた氷河や山肌に決定的なヒビを入れ、崩落を招いたのではないかという疑問が残ります。
現地の自然や人々の暮らしを顧みないような開発の進め方には、どうしても強い不信感を抱かざるを得ません。
※これは、あくまで噂です。でも、事実であれば許せませんね。100人の工事労働者が閉じ込められているとか。何とか救出して欲しいと願うばかりです。
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この背景を元に一句詠んでみました。
難工事
氷河崩れて
川怒る
如何ですか。
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川柳小僧くんの評価と模範的な詠み方
寸評
背景の重さをしっかり踏まえた一句ですね。
「難工事」という五文字で、現場の緊迫感と無理を重ねた開発の影が立ち上がります。
続く「氷河崩れて」は、自然の怒りと人の手による無理が重なり、避けられなかった破局を静かに示しています。
三句目の「川怒る」で一気に情景が動き出し、濁流の轟音が耳に届くようです。
事実を詠みながら、自然と人間の境界を問う力を持った一句だと感じました。
模範的川柳
氷河鳴き
削りし山の
怒涛跳ね
この句の説明
一行目の「氷河鳴き」は、崩落の直前に響く不気味な音を擬音として捉え、自然が警告を発しているような印象を持たせています。
二行目では「削りし山」とし、人の手による過度な工事が山肌を弱らせたという背景を暗示しました。
三行目の「怒涛跳ね」は、濁流が建物や地盤を跳ね飛ばすように襲いかかる様子を描き、災害の激しさを立体的に表現しています。
自然と人為の衝突が生んだ悲劇を、静と動の対比でまとめた句です。
川柳小僧くんが詠んだ句に私から一言
自然の声を「鳴き」と捉えたところが印象的でした。
背景の重さを踏まえつつ、情景を立ち上げる表現が巧みで、災害の瞬間を俯瞰するような広がりを感じます。
人の手が加わった山と、怒りを露わにする川。その対比が胸に迫りますね。
一般的な知識:中国の一対一路政策とは
「一帯一路(いったいいちろ)」という言葉、ニュースなどで耳にしたことはありませんか?
これは2013年に中国が発表した、巨大な経済圏をつくるための構想です。
簡単に言うと、昔のアジアとヨーロッパを結んだ交易路「シルクロード」の現代版ですね。
「一帯」は陸のルートを指し、中国から中央アジアを経てヨーロッパへつながります。「一路」は海のルートで、中国の沿岸部から東南アジア、インド洋を経てアフリカやヨーロッパへと結ばれています。
中国はこのルート沿いにある国々に、道路や鉄道、港、発電所といったインフラを作るためのお金を貸したり、建設を手伝ったりしています。
これによって、貿易をスムーズにし、参加する国みんなで経済を成長させようという狙いがあります。
ただ、良い面ばかりではありません。
お金を借りた国が返済できなくなり、重要な港などの権利を中国に握られてしまう「債務の罠(わな)」という問題も指摘されています。
私たちの生活にも関わる国際的な大プロジェクトなので、今後の動きにも注目してみたいですね。
まとめ
今回の災害は、自然の脆さと人間の開発が複雑に絡み合った結果として起きたものだと感じます。
川柳は短い言葉ですが、背景を知ることで一句の重みが増し、読み手の心に深く届きますね。
これからも、世界の出来事を丁寧に見つめながら言葉を紡いでいきたいと思います。
「ワールド」に関する川柳をまとめています。宜しければどうぞお読みください。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。



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